日本で高まるランニング熱!アールビーズ「ランニングトレンド」発表会

アールビーズオフィシャル6

2014年12月1日(月)、ランニング雑誌『ランナーズ』出版やランニングポータルサイト『RUNNET』運営を手がける株式会社アールビーズが、2014年のランニングトレンドに関するデータ発表を行った。ランナーにとって興味深いデータも多く、その一部を発表会の内容とあわせご紹介しよう。

■ランニングにおける課題とアプローチ

イベントは、まず同社代表の橋本治朗氏からの経営戦略に関する発表から開始された。橋下氏はポイントとして

  • パーソナル化
  • 人気大会への集中
  • 大会運営のライト化

の3点を挙げ、それぞれの課題に対する取り組みについて、次のように話している。

柴又100Kのイラスト&メッセージ入りパーソナルゼッケン

柴又100Kのイラスト&メッセージ入りパーソナルゼッケン

<パーソナル化>

「1万人が走れば、そこには1万人分のストーリーがあります。しかし現在、大会は歴史の延長線上で開催・参加されており、個人の思いなどを表現することができません。自分の思うストーリーを表現する手段として、当社は2年前からレース中にランナーの位置を確認できる応援ナビをスタートしています。

そして今年から提供を開始したのが、『パーソナルゼッケン』です。通常のゼッケンはナンバーがメインで、あとは小さく名前が記載されている程度でした。しかしパーソナルゼッケンは、そこにメッセージや写真による表現が加えられます。これは、デジタル印刷によって実現しました。」

パーソナルゼッケンは、大会ですでに体験したことのある方もいるのではないだろうか。

実際に私も、今年6月に走った『柴又100K』でパーソナルゼッケンを体験している。顔イラストとメッセージを載せて走ったが、メッセージを見て声を掛けてくれる方がいたのは嬉しい思い出だ。ただ表現するだけでなく、そこからランナー同士の輪を生み出していく取り組みかもしれない。

<人気大会への集中>

来年設立40周年を迎えるにあたり、コーポレートブランドロゴを刷新

設立40周年を迎えるにあたりコーポレートブランドロゴを刷新

「昨今、人気大会にエントリーが集中して、“クリック合戦”という現象が起きています。これは、大会に出ること自体にランニングの楽しみ方が集まり過ぎているからと言えるでしょう。そこで来年早々、当社では『日本ランニングロード100選』を発表予定です。」

確かにランナーの多くは、大会に出るために走っているといっても過言ではない。しかしランニングは、走ることそのものを楽しむこともできるはずだ。例えば景色が素晴らしい、あるいは起伏の変化に富んでいる…など。もちろん大会出走も素晴らしいが、ピクニックのようにランニングを楽しむ人が増えるかもしれない。

<大会運営のライト化>

「現在のマラソン大会は、運営に人とお金が掛かり過ぎています。紙のマニュアルなど、何年も前から同じ方法で運営されているのですから。この大会運営をIT化することで、運営スピードの向上や負担の軽減に繋がると考えています。」

ランナーの知らないところで大会運営のために多くの人々が動き、資金が必要とされていることは紛れもない事実だろう。中には赤字運営されている大会があるかもしれない。IT化によって運営のハードルが下がれば運営負担が減るだけでなく、大会の増加にも繋がっていきそうだ。


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