2019年12月1日(日)、関西の人気マラソン大会「大阪マラソン2019」が開催されました。今回からコースが新しくなり、走りたくて待ち焦がれた方も多かったことでしょう。コースの走りやすさやエイドの充実度、応援の様子など。実走によるレポートをお届けします。

■受付&スタート会場は大混雑!

大会の受付は前日&前々日の2日間。当日受付は一切行われていないため、遠方の方も含めて必ず前日には現地入りが必要です。また、受付はスタート会場と異なり、ちょっと離れたインテックス大阪で行われました。大阪に不慣れだと、辿りつくのに電車乗り換えなど迷ってしまったかもしれません。実際、何度か駅で道を聞かれました(私も関東からの遠征組ですが…)。

受付会場に到着すると、入口から長蛇の列が。列の先がどうなっているのか見えないほどで、個の待ち時間は計算外でした。ちなみに受付はあらかじめ受け取ったナンバー引換券を、印刷もしくはスマホ画面で用意。身分証明書と合わせて提示します。これを忘れると、ヘルプデスクでの手続きが追加で必要になったようです。

やっと受付が完了し、参加賞のTシャツなどもゲット!会場内での受付手続きは、そこまでの行列から比べてスムーズでした。しかし大阪マラソンほどの規模になれば、これで帰るというわけにはいきません。

なお、そのまま流れで入っていくEXPO。かなり多くの出展がある一方、会場の広さが足りないようで大混雑でした。さらに会場内をなんども折り返しながら進み、出口まで物凄く時間がかかります。ゆっくり見て回ろうかと思っていましたが、あまりに混んでいて断念。するすると混雑をかいくぐり、そっと会場を後にさせてもらいました。しかし色々とお得なグッズ販売、あるいは試供品提供なども見られたので、おおいに楽しんだ方も多かったことでしょう。

大会当日、スタート地点は大阪城公園です。会場にはスタート1時間ちょっと前に到着しましたが、大勢のランナーで溢れかえっていました。着替えや荷物預けを終えたら、あとは事前に決められたスタートブロックに向かいます。しかし、ここでも想定外のことが…

スタートブロックまで、またもや長蛇の列に巻き込まれます。荷物預けから少し距離があるのは理解していましたが、ここまでの列は想定外です。余裕を持っいたつもりが、どんどん時間が経過して行って焦るほど。スタートブロックの閉鎖時間(それ以降は最後尾スタート)も決まっているので、特に記録を狙って前方からスタートしたい方は、かなり早めの行動が必要だったようです。

■後半にアップダウン多め、何度も折り返す新コース

迎えたスタート時間は朝9:00。やや肌寒いものの、走ればすぐに汗をかきそうな気候でした。青空が広がって抜群のコンディション。開会式を経て車椅子マラソン、そして遂に号砲が鳴り、マラソンがスタートです。

ここから全容とまではいきませんが、実際に走ったコースをご紹介していきます。過去に出場したことのある方は、新しいコースとの違いなどもぜひ思い出しながらご覧ください。

造幣局や中央公会堂、京セラドーム、四天王寺など。いつもなら観光で訪れるような場所が網羅されたコースです。スタート直後は混雑して思うようなペースで走れませんが、全体的に道幅が広いので、早めの段階からバラけたように感じました。道路も段差など少なく、走りやすいコースだったのではないでしょうか。

大きな特徴と言えるのが、コース上に5つもある折返点。どうしても皆さんできるだけ内側を走りたいので、折返点付近は混雑します。また、すべて左回りのため、やや失速するのに加え左脚にちょっと負担が掛かりました。

しかしそのお陰で、何度も前後のランナーとすれ違うことができます。手を振ったり声を出したり、見かけた仲間と檄を飛ばし合う姿もたくさん見られました。また、何度かトップ集団の走りを見ることができたのも、個人的には嬉しいポイントです。

なお、本大会では15分毎にペースランナーが設けられています。頭に風船を付けていて目立ちやすく、周辺にはどのペースもランナーの塊ができていました。特にサブ3・3.5・4では、やはりなんとか目標達成を成し遂げようという方が多かったのでしょう。逆に後半になってペースの落ちて来ていたランナーは、この集団に巻き込まれ「マジか…」と悔しそうな姿も見られました。

コースは全体的にフラット気味ですが、細かにアップダウンが訪れます。特に30km手前頃から少し急な傾斜が現れるため、苦戦したランナーは多かったようです。前半は飛ばしやすいものの、足を使い過ぎると後半で失速してしまう。今後このコースで記録を狙うなら、後半のアップダウンを意識した戦略やトレーニングが必要かもしれません。

スタート&ゴールが同じ(若干地点は異なります)大阪城公園なので、ゴール手前になると大阪城が見えます。大阪城が目に入ると、いよいよゴールという気分が。疲れていても、自然と力が沸き上がってきたのではないでしょうか。心なしか付近では、顔を上げて大阪城に視線を送るランナーが多かったような気がします。

そして立派なゴールゲートへ!ゲート横では、ストップウォッチが記録を刻んでいます。大阪城公園に入ってからは「もうすぐゴール」というのが分かりやすいためか、長めのスパートを掛けた方も多かった様子。ゴール後は完走メダルやタオル、飲み物などを受け取りました。誘導もスムーズで、ストレスなく最後まで終えられたように思います。

【参考】大阪マラソン コース紹介

■満腹度の高いエイドと途切れない応援

エイドは3~5km程度で細かく設けられているため、水分補給はまったく心配なし。さらに混雑しやすい前半は、数百mにまで及びずらりと吸水テーブルが並んでいました。そのため、誰もが安心して水分を受け取り、走り続けることができたでしょう。

ただし注意したいのが、前半はずっと提供されるのが水分(水&スポーツドリンク)だけだという点。食べものは無く、エネルギー切れの心配な方は朝食をしっかり摂る、もしくはジェルなどの補給食を持ち運んだ方が良いかもしれません。

後半になるとギャップに驚くほど、たくさんの食べ物が出始めました。バナナやお菓子(大阪プチバナナ)、さらには唐揚げやミンチボールなどお腹にたまるものも。全て食べて行くと、もうお腹いっぱいです。また、水分もバラエティが増え、コーラやスプライト、ファンタなどが。「スポーツドリンクは飽きたけど水だけだと…」なんてモヤモヤを吹き飛ばすラインナップでした。

大阪グルメといえば欠かせない、こちら“たこ焼き”も山盛り!さすがに手で取るため熱々ではありませんが、冷めていても美味しかったです。これだけの量、用意するのはさぞかし大変だったでしょう…。さらにエイドの方々は皆さんとても元気で、「頑張って!」「ファイト!」と声援を送ってくれます。ついたこ焼きを食べながら、足を止めて談笑してしまいました。

沿道でも応援がたくさん!声援はもちろん、ブラスバンドをはじめとした音楽も至るところで鳴り響いていました。応援が仮装だらけなのは、大阪マラソンの特徴かもしれません。周りを見ながら走るだけで、もはやちょっとしたお祭り気分。テンションが上がってきます。

ちなみに今回私が先頭のAブロックだったこともあってか、すれ違いを含めあまり仮装ランナーには出会いませんでした。とはいえ、大阪マラソンは仮装ランナーが多いことでも有名。ご自身も仮装して、ゆっくりファンランを楽しむのも1つの楽しみと言えそうです。目だったり斬新だったりする仮装なら、沿道から関西弁でツッコミがもらえるかもしれませんよ。

大阪マラソンは人気が高く、毎年かなり高い倍率での抽選となっています。応援の中に、「落選9回目ランナー」と掲げた方も見かけました。地元はもちろん、国内外を問わず実に広い地域から参加者の集まる大会です。出てみたくなった方はホームページで来年の開催情報をチェックしつつ、ぜひ逃すことなく抽選エントリーに挑戦してみましょう!

▶大会公式ホームページ