レースレポート:柴又100K(2014)

■大会ホームページ
http://www.tokyo100k.jp/

■レース概要
東京から埼玉・茨城を繋ぐ、東京都23区を発着点とした唯一のウルトラマラソン。100km、60kmの部がある。

■レポート年
2014年


東京都では、ウルトラマラソン大会が少ない。23区内ともなれば、それは尚更だ。そんな中、東京都23区にある柴又をスタート&ゴールとした100kmマラソンがある。それが、柴又100Kだ。尚、本大会では100kmの他に、60kmの部も設けられている。

■受付

柴又100K当日受付は無し。ゼッケン等は事前に郵送されてくるので、参加賞のみ大会会場で受け取ることとなる。

尚、本大会では大会概要の郵送が行われない。公式ホームページよりダウンロードや印刷にて、各自で取得する方式を取っている。そのため、自宅にパソコンやプリンターなどの設備が無い場合には注意が必要だ。

また、ゼッケンは前後に着けるが、後ろゼッケンは縦型になっている。さらに、エントリー時に指定したメッセージを記載することが可能だ。

メッセージを指定しないと、空欄のままゼッケンが送られてくる。中には、後から手書きでメッセージを書いている人もいた。

■スタート前

柴又100K会場の最寄り駅は、京成金町線「柴又」駅。その他、北総線「新柴又駅」からも歩くことのできる距離にある。当日会場に到着したら、まず下記を行う。

  • 参加賞受け取り(レース後でも可能)
  • 手荷物預け
  • 55kmポイントのドロップ荷物預け

あとは、スタート地点で待つのみだ。ゼッケンに振られたローマ字でブロックが分かれているので、間違わないようにしたい。会場スタッフの話によれば、ブロックを間違うと、正しく計測が行えない可能性があるとのことだった。

スタート前に確認しておきたいこととしては、ランナーズチップの装着が挙げられる。本大会では、ランナーズチップによって記録の計測を行っている。100kmという距離のためか、チップは2枚。左右のシューズに装着する。

■コース

コースは東京・柴又をスタートし、江戸川沿いに走る。距離調整のため、最初は篠崎付近まで南下してから、折り返す。その後は、埼玉を通過して茨城県の五霞町まで進むこととなる。

江戸川河川敷というコースの特徴から、全体がフラットで走りやすい。記録を狙うランナーにとっても、うってつけのコースと言えそうだ。ただし景色がほぼ変わらないため、ファンランで参加する方などは注意しておきたい。また、開催が6月ということもあり、気温が高い。実際に2014年の大会は、最高気温が35度近くまで上がった。そのためか、プレスリリースによれば下記のように完走率は厳しくなった。

  • 写真 2014-06-01 6 30 51出走者数:1,784名
  • 完走者数:818名
  • 完走率 :45.6%

コース上は日陰がほぼゼロのため、暑さは強敵となるようだ。

足元は舗装路がほとんどだが、所々に砂利道がある。中には砂利道を避けて草の上を走るランナーもいたが、どちらが良いかはランナーによって様々だろう。砂利道では大勢のランナー集団で走ると、砂埃も舞い上がる。目に入らないよう、サングラスを着けるのも1つの方法だ。

砂利道は、長いところで1kmを超える。特に疲労のたまった後半は、非常に走りにくく感じるだろう。コースは五霞町の55kmエイドで折り返しなので、往路でコースを確かめておくと安心である。

江戸川河川敷

また、コースでもう1つ注意点がある。それは、非常に狭い道があるという点だ。これは河川敷レースである以上、仕方ないかもしれない。

折り返しで走ってくるランナーもいるため、前の選手を追い抜くのにも配慮が必要となる。他の選手を妨げたり、ぶつかったりしないように気をつけたい。追い抜く際には、必ず前後でランナーを確認しよう。

尚、沿道の応援はあまり多くない。何kmもランナー以外に人がいないということもある。その分、コース上の数カ所でまとまった人たちが応援してくれる。中には私設エイドを出してくれる人もいるので、非常に有り難い。

エイド付近以外に、運営スタッフやボランティアの姿も見られなかった。何かトラブルがあった際などは心細いかもしれない。初めてウルトラマラソンに挑戦するという方であれば、携帯電話を持っていた方が安心だろう。往路であればランナーも多いが、復路になると関門でアウトになる人もいるため、周囲に人の数が少なくなる。

五霞町エイド55km地点には大きなエイドが用意されており、ここにあらかじめ荷物をドロップしておくことができる。ただし、エイドが見えてから距離調整のため、少し周辺を細かく回ることになるので、事前に認識しておくと良いだろう。

エイドでは補給食や水分を補充したり、着替えたりするランナーの姿も見られた。ここは関門にもなっているので、収容バスが停まっている。関門に間に合った場合でも、「これ以上走れない」と思う人は、ここでリタイアするのが得策といえそうである。

エイドを出ると、あとはスタート地点だった柴又を目指し、来た道を折り返すのみだ。途中、後続のランナーとすれ違うこともあるだろう。各エイドも、往路と同じ場所にある。ちょうど一番暑い時間帯に入るので、水分補給などにも気をつけたいタイミングだ。

電気

本大会は、6:30スタートで14時間の制限時間が設けられている。そのため、一番遅いランナーであれば、ゴールは20:30だ。走っている途中で、辺りが暗くなってくるかもしれない。

河川敷には、街灯が少ない。しかし、コース上にはコースを照らすライトが設置されているので、問題ないだろう。コースを外れると芝生が坂道になっているので、足元にはくれぐれも注意したい。

尚、ライトから排気ガスが出ており、風向きによってコース側へと流れてくる。実際に、白い煙がコース上に流れ込んでいる光景もあった。「排気ガスを吸いたくない」という方は、手やタオル、あるいはTシャツの襟などで口をふさいで通過しよう。

柴又100K完走メダルゴール付近には、「待ってました!」と言わんばかりに大勢の人が応援してくれている。真っ暗な河川敷においてライトアップされたゴール地点は、少し遠くからでもすぐに分かるだろう。明かりが見えれば、あとはゴールへと駆け抜けるだけである。

ゴール後は、完走メダルを受け取る。ランナーズチップの回収もあるが、スタッフが外してくれた。尚、完走証については後日の発送となるようだ。

ドロップした荷物は、預け荷物と一緒にまとめられていた。会場案内などは設置されていないので、あらかじめホームページから大会概要を確認しておくと安心である。ゴール地点は河川敷の芝生遅滞なので、そのまま少し休むことも出来た。

■エイド

五霞町エイドエイドは、約3km毎に設置されていた。ほとんどは水分のみだが、暑い中でのレースだったので有り難い。飲水だけでなく、掛水をしてくれるエイドもあった。

55km折り返し地点の五霞町エイドでは、うどんが食べられた。また、地元で採れたというトマトやキュウリも振る舞われていた。エネルギー源として、うどんは是非とも食べておきたい。

その他、2ヶ所で「おにぎり」があった。小さいものの、酢飯など工夫されていたのは印象的である。また、スイカや鈴カステラも数カ所で食べられた。

ただし、食べ物は全体的に少ない。エネルギー切れが心配な人は、自分でも少し補給食を持っておくと良いだろう。