レースレポート:横浜マラソン2015

■大会ホームページ
http://www.yokohamamarathon.jp/2015/

■レース概要
神奈川県横浜市を舞台に開催されるマラソン大会。2015年より、フルマラソンとして大会を一新。

■レポート年
2015年


 

近年、各地方で大規模な都市型マラソン大会が開催されている。そうした背景からか、以前は10kmやハーフマラソンとして開催されていた横浜マラソンがフルマラソンとして一新。2015年に第一回大会として開催されたので、ご紹介しよう。

■受付

写真 2015-03-14 15 33 51当日受付は行われないため、前日あるいは前々日に受付を終えておくことが必要だ。

受付会場はパシフィコ横浜。みなとみらい駅が最寄りとなるが、横浜駅から歩く人の姿も見られた。尚、横浜駅からは少し遠く、徒歩では20分ほどかかりる。横浜は観光地でもあるため、参加者の中には受付を終え、そのまま市内観光に繰り出したという人も多かったようだ。

みなとみらい駅から受付会場までは、案内スタッフや看板が配置されている。駅構内でスタッフが持っている看板は小さく、見落としてしまう方も多かったようだ。あらじめ、道順は調べておくと安心でだろう。人の流れはあるが、当日受付とは異なりランニングウェアのランナーは少なく、間違った場所へ進んでしまうかもしれない。

受付会場までの道は少々複雑で、駅を出てからの道中には階段もある。スタッフはお揃いのスタッフウェアを着ているので、分からなくなれば探してみよう。

写真 2015-03-14 15 36 25会場では受付と共に、都市型マラソン大会ではお決まりとも言えるEXPOも開催されている。そこまで大きなイベントではないが、次のような出店がいくつも見られ楽しめる。

  • ランナー用品の販売、サンプル配布
  • 記念写真の撮影
  • 他マラソン大会の告知
  • レースコース紹介
  • 飲食物の販売 など

受付は時間帯にもよるが、ナンバー毎に細かく分かれ混雑していなかった。ナンバーカードとTシャツ、そしてパンフレット等が渡されるが、それぞれ別のブースで受け取るため、最後に整理してしまうのが少し大変かもしれない。尚、受付では身分証明書の提出が必要となるので、免許証や健康保険証などをあらかじめ用意しておこう。

■スタート前

写真 2015-03-15 7 06 21スタート地点は「みなとみらい大橋」だ。そのため、横浜駅から歩いて向かう人が多いが、荷物を預ける人は注意してほしい。なぜなら、荷物預り所は「パシフィコ横浜」だからだ。

横浜駅から人が流れ、案内のスタッフや看板が設けられているが、20分は歩くことになるだろう。寒いからと時間ギリギリで行動していると、着替えなど予想以上に時間がタイトになってしまう。

荷物預り所は、ナンバーカードに書かれた番号毎に区分けされている。ゴールがパシフィコ横浜ということで、荷物はそのまま置いた場所に預けられる。ただスタッフが足りなかったのか、場合によっては荷物を預けようと列ができている番号もあり、やはり時間に余裕を持った行動が重要となる。

尚、トイレはパシフィコ横浜を出てすぐの場所にあるが、館内でも利用できる。荷物預り所と同じ階のトイレは長蛇の列だったが、外のトイレもあまり変わらない印象。むしろ、館内の2階トイレは比較的空いていた。

荷物預り所からスタート地点までは、歩いて5〜10分程。ナンバーカードに記載さらたブロック毎に場所が異なるので、案内板等をよく呼んで進もう。まだ寒い時期のため、ビニールを被っているランナーも多かった。スタート前にゴミが捨てられるので、寒さが苦手な方は用意しておくと安心だろう。

■コース

写真 2015-03-15 7 15 46スタートすると、21km地点まではフラットなコースが続く。ただし高速道路下を走る際は、光が遮られて走っていても寒かった。当日は曇りのためそこまで大きな気温差は感じなかったが、暑い日ならば何らか対策が必要かもしれない。スタートして暫くは応援が多く、テンションも上がるだろう。

しかし注意したいのが、道幅である。スタート地点は広く道路が確保されているのだが、すぐに車線数が激減。いわゆる“詰まった”状態となってしまった。記録を狙おうと考えている人は、思うようにスタートダッシュできないことを念頭に置いておいて頂きたい。人の間を縫ってペースアップするランナーも多かったが、脚への負担は大きくなるだろう。

21kmを過ぎると、フラットコースは終了。本大会の目玉とも言える、高速道路コースが待っている。入口で一気に駆け上がった後は、常に細かくアップダウン。しかも足場が左右に傾いており、一方の脚に負荷が集まりやすい印象だ。また、高速道路上は応援もいないため、前半とは「静けさ」というギャップがる。

高速道路ということもあり、前を見ればどこまでも道路が続いている。どこまで走れば良いのか肉眼では分からないため、精神的にも厳しい場面となるだろう。もし前半で疲労し、歩いてしまっていれば大変だ。高速道路コースは10km以上に及び、すべて歩くのでは心が折れてしまうかもしれない。後からランナーに聞いた声でも、「高速道路はきつかった」というものが非常に多かった。

高速道路を降りれば、残り10km。出口でスピーディーに駆け下り、そのままペースを維持してゴールに向かいたいところだ。沿道の応援も少しずつ増え始めるので、気持ちは楽になる。35km前後の横浜港シンボルタワー付近では、他ランナーとすれ違える。本大会において、他ランナーとすれ違える唯一のポイントだ。最後は大勢からの応援を受けつつ、目の前に飛び込んでくる大きなゴールゲートへ走り抜こう。

■エイド

写真 2015-03-14 15 40 29エイドは全18箇所と、非常に多く配置されていた。スポーツドリンクだけでなく水もあるので、状況に応じた飲み分けができる。各エイドスペースは広く、あまり混雑していない印象だった。

尚、本大会では「ラッキー給食」が設けられている。各エイドによって、さまざまな地元の食べ物が振る舞われるというものだ。ただしこのラッキー給食、注意しておきたい点がある。“ラッキー”という名の通り、必ずしも食べられるわけではないのだ。ラッキー給食はそれぞれ配布時間が決まっており、その時間に訪れなければ食べられない。加えて、数も限られているので、まさに“食べられたらラッキー”なのだ。あまり食べることをメインに考えず、「あったら良いな」程度の期待にとどめておくことをおすすめする。

また飲み物・食べ物以外に、エイドではさまざまなパフォーマンスが見られた。マジックや演奏、ダンスをはじめ、バーテンダーがオリジナルドリンクを手渡すものまで様々。非常にエンターテイメント性の高い大会といえるだろう。

最後に1つ。本大会では、ホームページ上に以下のような言葉が添えられていた。

写真 2015-03-15 11 51 37

仮面、マント等の仮装による出走はご遠慮ください。また、他の参加者や応援者が、不快となるような行為もご遠慮ください。

これを見て、「仮装はNGか」と思われた方が多いようである。しかし事務局へ問合せた結果、得られた回答は次の通りだった。

「顔が隠れたり、周囲のランナーに迷惑となるようなもの以外は、警備面からは問題ありません。」

よくあるフリースの着ぐるみなどはOK。大会運営側というより、警備面からこのような記載がされていたようである。実際のレースでは、やはり仮装ランナーの姿は多くなかった。しかし中にはガワコスで走ったという人もおり、実態として厳しく制限されていたわけではないようである。